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航空事情ミニレポート

 

アルファーアビエィションがお届けする航空に関する豆知識


#67 「飛行機の燃料の搭載場所」(2013/4/10)

アルファーアビエィションの飛行教官、整備士がお届けする毎回大好評の航空豆知識。
今回は飛行機の燃料に関する知識をお届けします。

「飛行機の燃料の搭載場所」
旅客機の燃料タンクは胴体内部にあると思っている方がいるかもしれませんが、実は翼の中に搭載しています。
旅客機の場合、主翼に加えて機体後方にある水平尾翼にも燃料タンクを搭載している場合もあります。 小型の軽飛行機では主翼のみに燃料タンクを装備しています。
主翼に燃料を搭載したら翼が重みに耐えられないのではと心配される方もいるかもしれませんが、飛行機は燃料の重みを利用して機体の強度を保っているのです。

飛行中、主翼と胴体にはそれぞれ別の力が働いています。
主翼は上向きの揚力を作り出していますが、胴体は重力によって下方へと引っ張られます。
つまり、飛行中の飛行機の翼には上向きの力が働き、胴体には下向きの力が働くことにより正反対の力が働いていて、その結果、主翼は大きく上方に反り返ることになります。

この状態が強く長く続くと、飛行機の翼の付け根部分に相反する強い力が働き続けることになるため、胴体と翼の付け根部分の強度を守るために主翼の中に燃料タンクを入れて「重し」にしているのです。
つまり主翼の重量を増やして、胴体に働いているのと同様の下向きの力を加えることによって、主翼の反り返りを抑えて、主翼の付け根にかかる負担を小さくしているのです。

このように燃料タンクには翼の反り返りを抑えるという目的もあるため、主翼内に2つ以上の燃料タンクを搭載している飛行機では、胴体に最も近い場所にある燃料を先に使うようにして、徐々に胴体から離れていく順序で消費するように計画します。
この順番で使うことにより翼の反り返りを遅らせることができるのです。

他に主翼の反り返りを抑える手段として翼の付け根を強化するという方法もありますが、これは飛行機自体の重量を増やすことになります。
機体の重量が増えることは、飛行機の性能としてはマイナスとなります。
主翼の中に燃料を入れることが、最も経済的な選択と言えるのです。

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