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ヘリコプター・飛行機免許 訓練校日記


2011年 4月 7日

アルファーアビエィション福島運航所便り
ダイヤモンドエースの独り言



ダイヤモンド エースの独り言

東日本大震災の発生から3週間経過しました。改めて、自然の力の恐ろしさを痛感しています。東北地方では未だに救援物資が十分に行き届いていない場所もあるようです。震災後は、米軍、韓国軍、さらにロシアの大型ヘリが救援物資を搭載し飛来しました。現在、自衛隊、米軍の「ともだち作戦」を実施中であり、10万人にも及ぶ自衛隊員が活躍しています。(OBとして頼もしい限りです。)必ず救いの手が飛んで行きますから安心して下さい。

さて、11日当日を振り返ってみます。午前中RJSSまでIFRで飛行しました。天候は良好で、VECTOR―ILSの実施です。洋上部はほぼ無風で3月の暖かさを感じるほどでした。仙台離陸後は、相馬経由V−NAVで帰投しましたが、飛行したルート上全てが被災したことを思うと、胸が痛みます。

午後からは耐空検査の事前確認飛行のため宇都宮方面への飛行でした。ちょうど検査飛行中、全ての山の斜面から黄色い煙のようなものが立ち上りました。(後で、これは地震のため花粉が飛散したことが判明しました。)同時に、宇都宮レーダから「ただいま大きな地震が発生しました。」と一方送信を傍受しました。レーダの通信は予備電源に変わったためか受信感度は低下していました。上空では異常な雰囲気を察知しつつ、早急に試験を終了し福島に帰投を決意しました。一方で福島が通常運用なのか、滑走路は安全なのか、また、残燃料の不安もありました。周波数を福島に変更すると同時に他機との交信を傍受することができ、とりあえず福島には安全に着陸できるとの判断ができました。情報官からは「着陸時パイロットの判断で安全を確認して着陸して下さい。」との助言をいただき着陸しましたが、地上では2回、3回と大きな余震が連続して発生し立っていられないほどの揺れだったこと、管制塔の側面ガラスは全て飛散した状況であったこと、この間に想像を超えた大津波が発生していたこと等大惨事の状態でした。さらに、着陸後はTVのライブ映像で仙台方面が大惨事になっていて、航大機が2機緊急着陸した意味も理解しました。

一方で救難活動も迅速に実施されています。同期の新潟、高松県警隊長の活躍、そして全国から防災ヘリが20機近く集結し、さらに、花巻、山形空港にも展開し、500年に一度と言われる震災に対応しています。

しかし、地震、津波そしてこれに追い打ちをかけるように原発問題が発生し、その終結が見えない状態です。放射線量も毎日測定され、新聞にも発表されています。風評被害で直ぐに原発=放射能危険と連想されがちですが、基準値を大幅に下回り低下傾向にあること、安定化に向けて作業努力が継続していること等で、空港は滑走路の被害もなく、安全に飛行ができる状態を継続しています。

これまでの経験から、捜索救難ができないことのジレンマがありますが、それは、同期・後輩に任せ、東北地方の早期復興を願うばかりです。

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